これまでのキャリアの中で、センター方式のアセスメントを提供するコンサルティング会社で数年間仕事をしていました。事業会社の人事としてコンサルティング業務をお願いしていたこともあり、HRMに関わる人材の能力をどう見定めるか、そして成果行動に基づく人材開発の多岐にわたるコンテンツを通じて私のバックボーンを形成していると言ってもよい経験を得てきました。
個人事務所のスタイルで仕事をするようになってからも、同じようなコンテンツを用いたコンサルティング・サービスを提供したいと考えてきました。契約上の条件が合わないために見送らざるを得ないものもありました。しかし、一年ほど前に日本導入に向けて動いてきたフォーマル・アセスメントのツールの日本語化が完了し、いよいよ市場上梓する見通しとなってきました。ビジネスモデルは個人事業主であっても十分に事業として取り組める条件が提示されそうです。内容について、事前の説明で大いに期待できるものだっただけに正式な発表が待ち遠しいツールです。
このような心理学を元にしているアセスメントツールの場合、単に言語的な翻訳をしただけでは十分ではありません。文化的な背景を踏まえて期待する信頼性と妥当性の検証が行われ、アセスメントの結果に関して満足できる評価が得られて初めて市場にでてきます。すでに32言語に翻訳されていて、日本語は33番目とのことです。導入されている国は120カ国を越えています。グローバルな視点で人材のタレントをマネジメントする上でこれは大きなセールスポイントだろうと思います。詳細は近日中にお知らせいただく予定です。条件面と内容が納得できるもので、双方が合意できれば速やかに導入を進めたいと思います。これによってお客様に提供できるコンサルティング・サービスの幅が広がり、取り組みの成果がより良いものになるようにしたいと考えています。
乞うご期待。