月別アーカイブ: 2019年7月

同じ仕事をしているから同じ賃金なのだ、ということ

働き方改革で、同一労働同一賃金が取り上げられています。
大雑把に言って、この主旨は、正規社員と非正規社員の処遇格差について、合理的な理由(根拠)を求めるということかと思います。雇用の形態に応じた格差に合理的な根拠を設けて、多様化する働き方に公正な処遇を設けるよう制度のポリシーと仕組みを変えていくことになります。まずは関連する法令から一続きになっている規定、規則の改定は必要になりますね。
人事制度の改定を進めるにあたって、実態に規則を合わせるようなことになると、自社の「働き方改革」のありがたが後付けになりそうです。できることなら、時代の流れとして今起こっている多様化を先取りして、年齢や国籍そして性別に関する個人的な属性を取り払って事業運営をになってもらう人財の処遇について、担っていただく職務を基盤として考えてみるのはどうでしょうか。
日本の雇用慣習としてとられてきた終身雇用と年功序列が、いよいよ方向転換をするのだろうと思います。長く務めてもらっていれば、有形、無形の財産が人についてまわります。人に内在する貴重な経験と知見という鉱脈をみすみす投げ打つようなことはあってはなりません。どのような能力を発揮してもらい、自社にとって有意義な価値を作り出してもらえるか。組織戦略は事業戦略を反映し、それぞれの仕事=職務は責任と期待成果、そしてそこに求められる能力(成果行動)に区分して定義できます。労務費をコストとみるのか、将来に向けた企業と働く人への投資とみるのか、おなじお金でも意味合いは違ってきます。現時点から将来に向けた可能性を現実とするために、担ってもらう責任と成果のサイズに、報酬が合理的な根拠に基づいて定められていることが要諦かと思います。
公正なポリシーにより、オープンな情報共有が行われ、公平な処遇をどのように制度化するかは、事業の継続性を担う働き手の納得とモチベーションに直結するのではないだろうか、と思います。

ー大暑ー

荷物の軽量化

 仕事柄、書類とPCなどの機材諸々を持ち歩く事が多いです。最近ではお客様のミーティングルームに大型のディスプレイやプロジェクタが設置されているのが珍しい事でなくなってきて、大きな荷物が一つ減るので助かっています。時には、長期のプロジェクトになると関連書類が増えて、バインダの厚みが5センチくらいになる場合があります。そんなときは全部持ってあるかなくてよいように、できるだけスキャンしてEvernoteやクラウドのストレージへ保管しておくようにしています。紙の情報をデジタル化してまとめたり軽量化する手段は増えてきたのは本当に助かっています。お客様に資料を送る場合にも、PDFファイルを用いる事も普通になってきました。

 もっぱら自宅の仕事部屋ではMacに外部ディスプレイを繋いでいます。広い作業スペースがあると関連する「資料」をざっと並べて仕事ができるので効率が良いです。そうやって準備したデータや印刷した資料を外に持ち歩くときに、TUMIのブリーフケースが長年の相棒なのです。頑丈な作りでキャパが大きいバッグに目一杯機材と資料を詰め込むと10キロを超える事もあって、大玉のスイカを背負っている感覚になってきます。パッキングでは、肩掛けにしてみたり、コロコロ型のバッグを使ったり、バックパック型でやってみたりと時と場合でバッグの種類も増えてしまいました。
それでも、形を変えても重さは変わらないのでデジタル化と機材の小型化と軽量化で負担を減じるようにしてきました。

 先様の状況にどのようにでも応じられるようにするには「基本の装備」をいつもどおりの構成で固めておくのは心理的にも安心だからなのです。さらなる身軽さを実現するには、いよいよと最後の大物はパソコン本体とACアダプタの総重量になってきました。ACアダプタはFINSIXという小型で65W対応ながら本体が85グラムの汎用ACアダプタを好んで使っています。このあたりはチリツモなのですが。常用しているMacBookPro13インチもレノボのX1カーボンも数世代前のモデルですが、私の仕事内容なら全く問題ない性能です。ただ、最近の機器と比較して、性能と重量のバランスでみてかなわない。各社のモバイルPCを眺めると、1キロを大きく下回るのにCore i7が載っていてストレージはSSDが当たり前です。現在の機材がまだまだ使えるので悩ましいところですが、身体の負担と気持ちのことも考えると、手持ちで持ち歩いて使う事に特化したパソコンにそろそろ入れ換える時期のようです。目標は持ち出し機材の構成を見直しながら、減量目標を全体で1キロに近くなるようできるだけ軽量化する、という方針で検討する事にしました。さてさて、どうなることやら・・・。

ー小暑ー