変化と成長の模索

会社という仕組みにあって、組織はどう組み立てられていると働く人々は居心地がよく、事業の継続性が維持されるのであろう。
階層化と機能分化が行われ統制するルールが遵守されている構成は、概ね大規模の企業に多いと思う。では、従業員が少人数で事業規模がまだ小さい(財務的な指数として)組織は、自由で柔軟な事業活動が行われているのか。単純に、規模の大小で対にしてみると組織の変化と成長が相関しているかに思う。一方でITインフラの整備と高機能化によって、個と組織の関わり方が変わってきている。『働き方』というより『暮らし方』が変わってきている。会社という仕組みを支える組織の在り方は、最適解を見いだしうるのだろうか。
経営者の最も重要な役割責任は意思決定であるが、状況に適応した最適な解を得るために、仮説と予測に基づく選択が連続する。ひと一人でやれることは自ずと限界があるが、どのような外部環境であったとしても、目的地が定まっていれば行動の意味はぶれない。見定めた方向へ、一緒に働くメンバーを応援したり、支えたり支えられたりしながら共にあるとしたらどうだろう。道は、志している思いの通りに目の前に拡がってくるのだと思う。

ー 大寒 ー